古い日本家屋でよく見られる土間。現代の住宅ではあまり多く見られませんが、リノベーション時に土間を取り入れるケースも時折見られます。このページでは、土間のメリットやデメリットのほか、リノベーション事例をご紹介します。尼崎リノベーションを検討中の方は参考にしてください。
土間は、玄関と居間の間にあり、屋内ながらも土足で活動できる空間をいいます。元々は炊事場や野菜の保管場所、地域住民のコミュニケーションスペースなどに使われていましたが、現在では自転車やアウトドア用品の保管に使用するケースがよく見られます。
土間を取り入れる際は、しっかり汚れ対策をする必要があります。屋外に直結していますので、外部からの汚れを持ち込んでしまいがちです。汚れがつきにくいよう床をコーティングするか、立水栓を取り入れて洗えるようにしておきましょう。
湿気にも注意が必要です。土間は湿気が溜まりやすいため、季節によっては結露ができ、保管物に影響する可能性があります。窓を取り付けるなど、風通しのよい設計にするとよいでしょう。また、調湿作用を持つ自然素材を取り入れるのもおすすめです。
土間は多目的に利用が可能な空間です。野菜や物品を保管するのはもちろん、趣味を楽しむスペースとして使うこともできます。また、椅子や机を設置すれば、家族で過ごすスペースに早変わりします。その時の状況に合わせ、さまざまな使い方が可能になります。
土間は収納スペースとしてもピッタリの空間です。昔は野菜などの保管に使われていましたが、他にもアウトドア用品や自転車、工具など、さまざまなアイテムの保管に適しています。保管スペースの確保に困っているなら、土間を設置してみるとよいでしょう。
土間は天候に左右されることがありません。そのため、雨の日は子供の遊ぶスペースにしたり、洗濯物を干したりすることが可能です。家庭菜園を楽しむスペースにすれば、雨の日でも作業できます。
土間は泥などの汚れが目立ちやすい点がデメリットといえます。雨で濡れた自転車や、泥で汚れたアウトドア用品などを保管する際は注意しましょう。汚れが気になる場合、こまめに清掃することが求められます。水栓を設置しておくとよいでしょう。
土間は外の空気と中の空気が混ざり合う空間のため、湿気がこもりやすいこともデメリットです。湿気に弱い物の保管には適していません。少しでも緩和するためには、珪藻土や無垢材のように、調湿効果を持つ素材を積極的に使いましょう。
土間は基礎の上に直接設置しますので、冬場は底冷えに注意が必要です。外からの冷気が入りやすいため、室内にも影響する可能性があります。冷気を緩和したい場合、土間と室内の間にドアやサッシを設置するか、暖房器具を置くとよいでしょう。
土間を作る際は、最初に設置場所をしっかりと決めましょう。主な設置場所は玄関やリビングのほか、キッチンが挙げられます。
玄関に土間を設置した場合、広いスペースを確保できます。棚を置けば靴をたっぷり収納できるほか、ベビーカーや自転車もそのまま保管可能です。
リビングに土間を設置すれば、コミュニケーションスペースとして活用できます。ダイニングテーブルなどを置けば、ダイニングとしても使うことが可能です。
キッチンに土間を作った場合、野菜や果物の保管庫として利用できます。ただし、湿気が溜まりやすいため、季節によっては野菜が傷む可能性があります。
床材も決めましょう。主な素材はコンクリートやモルタル、タイル、天然石があります。
コンクリートやモルタルは安価で、土間を無機質な印象に仕上げられます。タイルはバリエーションが多く、デザイン性を高められるのがメリットです。ただし割れるため、こまめなメンテナンスが必要です。
天然石はタイルに比べて割れにくく、耐久性を確保できます。一方で高価な素材なため、リノベーション費用が膨らんでしまうおそれがあります。
設置場所と床材を決めたら、最後にリノベーション業者を選びましょう。業者を選ぶ際は、評判だけでなく、見積内容もしっかりと確認する必要があります。材料の数量や費用などの内訳を出してもらい、内容に気になる点があったら説明してもらうことが大切です。
デザインも提案してもらいましょう。お互いの認識に違いがあると、リノベーション後にトラブルとなる可能性があります。プランを決める際にデザインのラフや図面を出してもらい、間違いがないか確認しましょう。
土間のリノベーションにかかる費用の相場は、1平方メートルにつき8,600円〜11,400円ほどです。使用する床材によって異なりますので、業者にしっかりと見積もりを出してもらいましょう。
広々とした玄関土間を設置した事例です。廊下とウォークインクローゼットにつながっています。
自転車や工具を置けるよう、奥行きのある土間を設置。リビングから土間を眺められるように設計されています。
尼崎市内に本社または営業所がある、地元のリノベーション会社を厳選。その中から空間デザインや設備、建材に触れることができるショールームを併設している会社を詳しく紹介します。
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他にはないデザイン
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【サイトに掲載する会社の選定条件】
2022年1⽉時点、Googleで「尼崎 リノベーション会社」と検索し、10ページ⽬(上位100位)までに表⽰された会社の中から、尼崎市に本社があり、施⼯事例が公式HPに掲載されている22社を選びました。
【3社の選定理由】
サイトに掲載する22社のうち、尼崎市内にショールームがあり、独自の特徴がある3社を選定しました。
小畑工務店…ショールームの竣工時期が最も新しく、非接触型機能、抗ウィルス機能、空気換気システムなど、コロナ対策型リノベーションに対応していると公式HPに記載されているため。
ウィル… 公式HPに掲載されているリノベーションの施工実績が最も多いため。
いなほ工務店…公式HPにウッドデザイン賞受賞(参照元:2018年度ウッドデザイン賞
受賞作品データベース https://www.wooddesign.jp/db/production/936/)、インテリアコーディネーターが在籍していると掲載されているため。