団地一部屋をリノベーションすると、総額500~600万円が費用相場です。中には1,000万円近くかかるケースもあります。築年数により費用が大きく変動するからです。1980年代に建てられて、築年数40年以上の建物をリノベーションして一新するわけですから、変えるところは多くなります。内容とともに対象範囲が広ければ、施工箇所が多くなるのもしかたありません。
水回りで一番高くなるのはキッチンです。たとえば、壁付タイプだったものを対面式に変更したとします。その場合、200万円はかかります。システムキッチン全体交換でも42~150万円はかかるのです。ただ、他の水回り設備もいいわけではありません。
内装や間取りの変更も金額が大きくなります。なかでも、間取り変更は、団地リフォームでは一般的ですが、金額も大きくなりがちです。たとえば、和室から洋式にリノベーションする場合、費用も大きくなります。間仕切り壁の設置や壁の撤去などの相場をご紹介します。
団地は建てられた時期が古いことが多いため、設備も古い型式のものが多いでしょう。防音性や断熱性という面で新しい設備より落ちます。既存窓に内窓を設置、壁や床や天井に、防音材や断熱材を施工するのがトレンドです。内窓は防音や断熱対策にもなりますし、管理会社からもリノベーションの許可を取りやすい箇所です。
団地のリノベーションの中でも費用がかかるのは、フルリノベーションやスケルトンリフォームです。フルリノベーションは、全体的にリノベーションします。スケルトンリフォームは既存の壁を撤去する方法です。
団地の購入価格は一般的な中古マンションより安く設定されています。理由は築年数の古さです。団地の築年数は築30年以上ですから、安い価格設定なのもしかたありません。ただ、安く購入できる点を利用して、余裕が生まれたらリノベーションして、自分好みにアレンジできるメリットがあります。設備投資、キッチンや木材の材質をいいものに変えて、理想の住まいを目指せるのは大きなメリットです。
大規模な団地がある近辺はスーパーや郵便局が近場にあり、住環境が整っている立地が多いです。バス停や電車といった交通利便性も高いところに建っています。老若男女どんな方でも生活しやすい環境が多いです。長期間生活することを前提に考えるなら、団地は選択肢に入れてもいいでしょう。
団地の基本構造は強固であり、地震にも負けない建物が多いです。築30年以上と聞くと「旧耐震基準で建てられているのではいか?」と不安になる方もいるでしょう。多くの団地では耐震補強工事もしています。柱ではなく壁で建物を支える構造になっており、公的機関が建てているため、しっかりとした検査をクリアしているのです。ただし、団地の中には違う構造で建てられているものもあるかもしれないので購入前に確認したほうがいいでしょう。
団地は壁式構造で、耐力壁で建物を支えています。そのため間取りの変更がむずかしいのです。建物の構造上壊すことのできない壁があるため、自由に間取りを変更できません。そのため「広さ」を求めている方に団地は向いていないでしょう。
壁以外にも床や天井を自由に変更できないのもデメリットです。古い物件は、近年の物件のように天井が低く設計されている部屋がたくさんあります。しかし、高くしたくても建物の躯体に直接天井や床が設けられている場合は簡単に変更できません。躯体の上にスラブという構造の二重床や二重天井がある場合は対応できる可能性があります。購入の前にはその点もチェックしたほうがいいでしょう。
水回りを移動したくてもできない場合もあります。築年数が古いと、給排水管が床スラブを貫通して接続しているケースがあるからです。もし配管を移設するなら、床スラブの解体が必要になってきます。そのため、移管ができなくなるのです。リノベーション前提で団地の購入を検討するなら既存の設備は変更可能か詳細なチェックが求められます。
築年数が古い団地でよくあるのは、エレベーターがないケースです。近年のマンションなら、5階建てであればエレベーターが設置されていることが多いです。しかし、古い団地だとエレベーターが設置されてない場合もあるのです。最初は「エレベーターがなくても大丈夫だろう」と考えていても、年齢を重ねたり、足に問題を抱えるようになったりすると生活自体がむずかしくなります。若くても重い荷物を高階層まで持ち上げるのは厳しいです。
リノベーションができる団地でも、あくまで専有部分に限定されていることが多いです。専有部分とは住宅部分であり、玄関のドアの外側、バルコニーは共有部分とみなされます。お風呂やIHや給湯部分の変更はNGとされているケースがあるのです。団地には管理組合があり、それぞれでリノベーションできる範囲といった条件は変わるため事前確認してみてください。
築年数40年の団地リノベーションの事例です。白い画用紙に自由に絵を描くようにカスタマイズできます。窓際に小上がりを設置し、下は引き出し収納で空間を効率的に活用しているのもポイントです。ペニシュランキッチン、ブルーのバスルームや独立壁で間仕切りをした洋室など、築40年をまったく感じさせません。団地リノベーションの好例です。
シンプルなリビングに北欧照明やビンテージ家具がさりげなくアクセントとして主張しています。1階のため専用の庭があり、椅子を並べて、家族と外の緑を眺めながらゆったりとした時間が流れるのです。キッチンは移動せず、間仕切りをカウンターにして新しくしました。カウンターの下に食器棚があり、使い勝手も良好です。装飾にこだわらずシンプルで高級感にあふれています。
築年数30年の団地リノベ—ションです。空間を広く活用できるアイディアが詰め込まれています。リビングは壁に隠れた建具を引き出して間仕切りにすれば空間を仕切ることが可能。2部屋に仕切ることができる寝室、引き戸を開放してLDKと一体で使える部屋など、家族構成の変化に対応できます。団地の部屋とは思えない団地リノベーションの好例です。
小幡工務店は昭和43年に設立しました。おうち時間を快適に過ごすリノベーションの提案に努めています。水回り関連も得意です。
尼崎でのリノベーションや
リフォーム工事に
対応している
小畑工務店の詳細を見る
中古住宅購入とリフォームをセットで提案できます。住空間コーディネーター、プランナー、施工管理者のチームが理想を形にできるよう努めています。
尼崎でのリノベーションや
リフォーム工事に
対応している
ウィルの詳細を見る
中古物件をプロ目線による建物状態、法令や規制や費用までチェック。在籍する住宅性能をホームインスペクター資格者が徹底調査します。
尼崎でのリノベーションや
リフォーム工事に
対応している
いなほ工務店の詳細を見る
創業以来アフターサポートに力を入れています。サポート専任スタッフのため、リノベーション後も安心して相談できるのがポイントです。
尼崎でのリノベーションや
リフォーム工事に
対応している
シンワクライムの詳細を見る
建設業もサービス業という気持ちで取り組んでいます。代表自身、長年経験を積んできた職人であり、現場に出て施工しているのが特徴です。
尼崎でのリノベーションや
リフォーム工事に
対応している
あやせホームの詳細を見る
多数の建築士が在籍し、顧客のニーズに合わせたプランの作成を心がけています。リノベーションに関する資金相談や仮住まいなど疑問や悩みをカバーしてくれるのもポイントです。
尼崎でのリノベーションや
リフォーム工事に
対応している
住友林業ホームテックの詳細を見る
マンションや戸建ての原状回復経験があります。品質管理体制を整え、短納期、高品質、低コストのために日々研究を続けています。
尼崎でのリノベーションや
リフォーム工事に
対応している
リフォームハジメの詳細を見る
住む人に寄り添う住まいをプロデュースすることと、ちょーどいい暮らしを念頭に置いたデザインがモットーです。
尼崎でのリノベーションや
リフォーム工事に
対応している
フォーワンスタイルの詳細を見る
尼崎市内に本社または営業所がある、地元のリノベーション会社を厳選。その中から空間デザインや設備、建材に触れることができるショールームを併設している会社を詳しく紹介します。
ニューノーマルな住宅設計
おうち時間を安全・快適にする
小畑⼯務店
他にはないデザイン
独自の世界観を形にする
ウィル
自然素材へのこだわり
健康住宅の価値がわかる
いなほ⼯務店
【サイトに掲載する会社の選定条件】
2022年1⽉時点、Googleで「尼崎 リノベーション会社」と検索し、10ページ⽬(上位100位)までに表⽰された会社の中から、尼崎市に本社があり、施⼯事例が公式HPに掲載されている22社を選びました。
【3社の選定理由】
サイトに掲載する22社のうち、尼崎市内にショールームがあり、独自の特徴がある3社を選定しました。
小畑工務店…ショールームの竣工時期が最も新しく、非接触型機能、抗ウィルス機能、空気換気システムなど、コロナ対策型リノベーションに対応していると公式HPに記載されているため。
ウィル… 公式HPに掲載されているリノベーションの施工実績が最も多いため。
いなほ工務店…公式HPにウッドデザイン賞受賞(参照元:2018年度ウッドデザイン賞
受賞作品データベース https://www.wooddesign.jp/db/production/936/)、インテリアコーディネーターが在籍していると掲載されているため。